コラム

ファイアウォールとWAFの特徴や仕組みの違いを解説

ファイアウォールとWAFの特徴や仕組みの違いを解説

ファイアウォールとWAFはどちらもセキュリティレベルを高めてくれるシステムですが、両者の間にはいくつかの違いがあります。防御できる能力や仕組みに違いがあり、それぞれの特徴をよく把握して選択することが重要です。

そこでこちらの記事では、ファイアウォールとWAFの特徴や仕組みを解説します。それぞれのメリット・デメリットもご紹介するので、違いを把握するための参考資料としてお使いください。

ファイアウォールとWAFの特徴を比較

まずはファイアウォールとWAFの特徴を比較して違いを確認していきましょう。

ファイアウォールとは

ファイアウォールとは、マシンにおける基本的なセキュリティ機能のことです。内部のネットワークと外部のネットワークの間にある通信に関わることによって、不正アクセスを未然に予防します。サイバー攻撃から内部のネットワークを遮断する「ウォール(壁)」となる存在です。

WAFとは?

WAFとはファイアウォールの一種ですが「Web Application Firewall」の略称であり、よりアプリケーションへの防御に特化していることが特徴です。ファイアウォールでは通信内容を見ることができませんが、WAFでは可能となるため、ファイアウォールでは防げなかったサイバー攻撃へも対処できます。また万が一被害に遭った場合にも、被害拡大を防ぐための壁となってくれる存在です。

ファイアウォールとWAFの仕組みの違い

セキュリティ

次にファイアウォールとWAFの違いについて、仕組みの面から解説していきます。

ファイアウォールの仕組みについて

ファイアウォールには個人のコンピューターに導入するソフトウェア型と、内部ネットワーク全体を保護する社内LANの直前に設置するタイプの2種類があります。外部の通信と社内のネットワークの間に存在して、不正なパケット通信を弾いたり、許可を得たパケットによる通信だけを可能にすることによって不正アクセスを予防するという仕組みです。

WAFの仕組みについて

WAFにはアプライアンス型、ソフトウェア型、クラウド型の3種類がありますが、どの種類も不正なアクセスやサイバー攻撃のパターンを定義したファイルを保持し、その定義を参照することによってサイバー攻撃を弾くという仕組みです。定義ファイルのことを「シグネチャ」と呼んでおり、セキュリティ的な欠陥であるアプリケーションの脆弱性を保護します。

ファイアウォールのメリット・デメリット

ファイアウォール

基本的なセキュリティ機能であるファイアウォールには、メリットとデメリットの両面があります。メリット・デメリットの両方を知って正しく活用することが大切です。

ファイアウォールのメリット

ファイアウォールのメリットは、外部からのアクセスを制御して不正アクセスへの防御性を高められることです。許可した通信のみを受け入れて、不正な通信を弾くことによって、内部ネットワークの安全性を高めることができます。

ファイアウォールのデメリット

デメリットとして挙げられることは、弱点を利用した攻撃とウェブアプリケーションの脆弱性を利用した攻撃を防げないこと、公開用ウェブサイトのセグメントへの脅威には無力であることの3つです。ファイアウォールではポリシーをクリアしたアクセスやアプリケーション・ゲートウェイの脆弱性を利用したアクセス、外部に公開するウェブサイトへのアクセスは防げません。

WAFのメリット・デメリット

セキュリティイメージ

次に、WAFのメリットとデメリットについて解説します。

WAFのメリット

WAFの最大のメリットは、アプリケーションには必ず脆弱性が存在するということと、WAFでしか防御できない通信があるということです。すべてのアプリケーションにおいて脆弱性がゼロであることはありません。そしてファイアウォールは通信の中身を確認しないため、アプリケーションへの防御策としては不十分です。この2点による不正アクセスをカバーできることがWAFのメリットと言えます。

WAFのデメリット

WAFのデメリットはWAFの種類によって異なります。アプライアンス型では初期費用が高額であること、ソフトウェア型ではサーバーの台数によって高額になること、クラウド型ではセキュリティレベルが提供している事業者によって異なることが挙げられます。

ファイアウォールとWAFの違いを把握して導入を

サイバーセキュリティ

ファイアウォールとWAFはどちらも通信のセキュリティを高めてくれる機能ですが、どちらも同じではなく、違いを把握して導入を決める必要があります。ファイアウォールはその仕組みによって不正アクセスを未然に防いでくれますが、アプリケーションへの保護を考えればWAFの方が良いでしょう。しかしWAFは場合によっては高額になるケースもあり、事業者の選択が大切になります。

最も重要なことは、ファイアウォールとWAFの違い・メリット・デメリットを把握して総括的な視点で見て、どちらがより適切かを決めること、そしてそれぞれのデメリットをカバーできるようにするということです。

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